流涙症、涙やけ

こんにちわ。院長の野村です。

右の写真は「流涙症」または「涙やけ」と呼ばれる

眼の涙の病気のワンちゃんです。

「流涙症」とは涙が溢れ出ている状態です。

「涙やけ」とは涙により目の周りの毛が茶色になったり、皮膚炎を起こしている状態です。

涙が溢れ出る原因としては、

涙の量が増えている場合、

涙の流れる管が詰まっている場合、

涙の成分に問題がある場合など原因はさまざまあります。

その原因を検査により調べて、治療を行なっていきます。

現在、当院では隔週日曜日に眼科専門家による診療を実施しております。

目に関して何かご相談がありましたら、お気軽にお電話ください。

 

 

 

心雑音

こんにちわ。院長の野村です。

心雑音(しんざつおん)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

心雑音とは心臓の異常な音のことです。

 

よく動物病院に行った時に獣医師が聴診器を使ってワンちゃん猫ちゃんの心臓の音を聞いていると思います。この時に獣医師は心臓に異常な音がないかどうかをチェックしています。

心雑音が発生する理由には心臓病が原因で発生するものと心臓病が原因ではなく発生しているものが存在します。心臓病では心臓血流の逆流、乱流、などで発生します。心臓病ではないものとしては貧血、脱水などでも心雑音は発生します。

心雑音はさまざまな理由で発生するので聴診で心雑音を確認したあとには心臓超音波を中心とした全身の検査を行い、心雑音はどこから発生していて、現在治療する必要があるのかないのかを検討することが推奨されます。

当院では心臓の専門家を招き循環器科として診察しております。心臓関係でご相談の場合はお気軽にお電話ください。

 

子宮蓄膿症(パイオメトラ)

こんにちは。院長の野村です。

右の写真は私が飼っている

アイリッシュセッターのアビちゃんです。

今年で10才になります。

先日、陰部から膿が出ていていたので、全身の検査してみましたら、子宮蓄膿症(パイオメトラ)という病気でした。治療のため手術を実施し、いまは無事元気になりました。

 

子宮蓄膿症は高齢の未避妊犬でよくみられる病気です。子宮内の細菌感染による炎症から子宮内に膿がたまってしまう病気です。

特徴的な症状は陰部からの排膿ですが、排膿しないタイプの子宮蓄膿症もあるため診断には注意が必要です。その他の症状としては食欲低下、発熱、多飲多尿、嘔吐などの症状がみられることもあります。

病気が進行すると子宮内の細菌が増殖して全身の血液中にまで移行します。その場合、敗血症や全身性炎症反応症候群(SIRS)を起こして死に至ることもあります。

高齢犬で未避妊で上記のような症状がみられた場合には本疾患の可能性がありますので、お早めにご相談ください。

 

 

 

 

 

東洋眼虫症

こんにちは。院長の野村です。

右の写真は先日眼の充血を主訴に来院されました患者さんです。(犬種はジャーマンシェパードです)

瞬膜の内側に東洋眼虫を認めたので摘出しているところです。

東洋眼虫症とは眼に寄生する寄生虫です。

犬や猫でも感染し、眼の充血や涙が多くなるなどの症状を起こします。

診断としては瞬膜下の東洋眼虫の確認です。

治療は東洋眼虫の摘出、眼の洗浄、点眼、内服薬の投与などを行います。

当院では隔週日曜日に眼科専門家による眼科診察を実施しています。

眼の症状で何かお困りの際はお気軽にお電話ください。

 

火曜日(休診日)の診察について

こんにちは。院長の野村です。

休診日の診察について

※休診日においても当番獣医師(9:00〜19:00)が入院動物の世話のために出勤していますので、電話(042-553-0046)にて連絡いただければ救急対応可能です。

よろしくお願い致します。

よく吠える犬の騒音問題

こんにちは。院長の野村です。

先日このような相談を受けました。

自分のうちの犬がよく吠えて近所から苦情の電話がきて困っているとのことでした。

このままだとこの犬を処分するか、自分たちが違う土地に引っ越しをしなけらばならないという切実な悩みのご相談でした。

このオーナー様には「声帯除去の手術」の提案し、納得頂きましたので声帯除去の手術を実施しました。手術後、飼い犬の吠える声量は大幅に小さくなり、近所からの苦情もなくなったとのことでした。

飼い犬の騒音問題は難しい問題です。治療法、対処法はその犬の環境、年齢、状態によって様々あります。

その中で最終手段として「声帯除去手術」という方法もございます。

動物愛護の観点からは声帯除去の手術は賛否両論あると思います。しかし、現実的には犬が吠えることが原因で犬が保健所で殺処分されていることも事実です。

飼い犬の騒音問題にお悩みの際は一度ご相談ください。

 

疥癬、耳ヒゼンダニ症

こんにちは。院長の野村です。

最近「皮膚のかゆみ」での来院をよく診ます。

特に多いのがダニ疾患です。

右に載せた画像は「疥癬」というヒゼンダニ科のダニです。実際に当院にて皮膚検査を実施して確認されたダニです。

犬でも猫でも感染します。症状としては強い皮膚のかゆみが特徴的です。

また、脱毛、皮膚の角質増殖などもみられます。

「かゆみ」を起こす部位としては頭部、顔面が特徴的です。

また、同じダニの仲間で耳に寄生する「耳ヒゼンダニ症」も最近よく診ます。

症状はやはり「かゆみ」ですが特に耳の中を痒がり、真っ黒い耳垢がでます。

疥癬も耳ヒゼンダニも人にもうつることがあるため飼い主様も痒がって来院されることもございます。

診断は臨床症状と皮膚検査によるダニの検出です。

治療法は複数存在するため症状や症例の状態によって飼い主様と話し合って決めます。

「皮膚のかゆみ」、「耳のかゆみ」などございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

院長の野村です。

2018年1月より獣医師の休みの日が一部変更となりますのでよろしくお願い致します。

院長(野村):火曜〜土曜日出勤、日、月休み

中先生:土曜〜水曜日出勤、木、金休み

 

 

2018年カレンダー

こんにちは。院長の野村です。

今、2018年の猫カレンダーを病院にて無料配布しております。

あと残りわずかとなっております。ご希望の患者様はお気軽に立ち寄りください。